マイバックを持ち歩くのが普通になりましたよね。
今ではカバンの中には一つは入っているマイバック。
少し前までは考えられなかったことですよね。
2020年の夏から始まったレジ袋有料化。

これには当初戸惑いがあり、マイバッグを持ち歩くのは面倒くさいって感じだった空気感が、今では
当たり前になっています。
やっぱり慣れることはすごいことです。

しかし、このようなビニール袋を制限する取り組みをしているのは日本だけではなかったのです。

この数年、アメリカの複数の都市でも、買い物したときに使っていたビニール袋の利用の制限する条例
が増えつつあります。
政府や業界団体のデータをもとにした分析によろと、消費者一人当たりのビニール袋使用枚数が年間で
300枚当たりの削減ができる見込みがありそうです。

現在、アメリカでビニール袋のショッピングバッグ使用の制限をしているのは12の州や500を超える都市
にまで広がりつつあり、これからもまだ拡大傾向にあるようです。




ビニール袋＝無駄
このような使い捨てのビニール袋が真っ先にターゲットにされるのは明確です。
ビニールが「無駄」とみなされる理由はいくつかありますね。
主な事例を4つ挙げてみましょう。

・環境への影響
ビニール袋はいちょど使用された後、廃棄されると環境に悪影響を与えます。海洋に流れ込んで海洋生物
に危害を与えることがあり、あた埋め立て地に捨てられると土壌や水質に影響を及ぼします。

・資源消費
ビニール袋は原油や天然ガスから作られるプラスチックであり、その製造には多くの資源が必要です。
資源を使って一度限りの使用になる袋は、資源の無駄遣いと見なされます。

・リサイクルの難しさ
ビニール袋は一般的にリサイクルが難しい素材です。多くの場合、適切なリサイクル施設がないか、リサ
イクルプロセス自体がコストや技術的な問題で実現困難なことがあります。

・代替品の存在
ビニール袋の代わりに環境にやさしい素材で作られた再利用可能なバックや袋が存在します。これらの代
替品を利用することでビニール袋の使用量を減らし、環境への負荷を軽減できます。

これらの事例からもわかるように、ビニール袋は環境に対する負荷が大きいとされています。そのため、
持続可能な選択として、ビニール袋の使用を減らす取り組みが広く推奨されています。




一方、ビニール袋制限には批判的な意見もあります。

・消費者の利便性への影響
ビニール袋の制限や有料化は消費者の利便性に影響を与えるという意見があります。例えば、急な買い物や
小さな商品を持ち運ぶ際に便利な袋として、ビニール袋の利用が求められることがあります。

・経済への悪影響
ビニール袋業界や小売業者からは、ビニール袋制限が売上や利益に悪影響を与えるという意見があります。
特にビニール袋の有料化によって顧客の購買意欲が低下する可能性が指摘されています。

・代替品の問題
一部の人は、代替品として提供される紙袋や生分解性プラスティック袋なども環境に悪影響を与える可能性があると指摘して
います。例えば、紙袋の製造にも多くの資源やエネルギーが必要であり、生分解性プラスティックも適切な処理が行わなければ
環境に害を与えることがあります。

・規制の適切性
ビニール袋の規制が必要かどうか、またその規制の程度について意見が分かれます。一部の人々は、より効果
的に環境政策や啓発活動が必要であり、ビニール袋規制だけでは問題の解決にはならないと主張しています。

・緊急性の欠如
ビニール袋の制限が緊急性の高い問題であるかどうかも議論の対象となります。他の環境問題や社会的課題に
比べて、ビニール袋の影響が相対的に小さいと見る向きもあります。

これらの意見からもわかるように、ビニール袋制限にはさまざまな議論が存在し、その実施や効果については
多角的な視点から検討される必要があります。

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