片艶クラフト紙（かたつやくらふとし）

片艶晒クラフト紙とは、クラフト紙を白色まで漂白し、片面をプレスした紙です。
片艶クラフト紙の「片艶」とは、片面がプレス処理されていてツヤがあるという意味ですが、
プレスする目的はツヤを出すためだけではなく、表面を平滑にすることにより印刷に適する
ようにしています。

たとえば、コート紙と比較すると、表面の光沢具合が違います。コート紙はコート剤を表面に
施しているのでかなりの光沢がありまが、片艶晒クラフト紙はプレス加工をしただけなので、
光沢はかなり薄めになっています。

・光が当った時に薄く反射する程度なので紙らしい質感を残すことができます。
・白くて表面が滑らかなので、細かな印刷もよくのり安価であるためよく選ばれています。
・片艶クラフト紙にPP加工などを施すと、耐久性・耐水性（防水加工ではない）がアップします。
・印刷適正が高い、綺麗な印刷ができる。

印刷適正の順番はこのようになります。
　コート紙＞片艶晒クラフト紙＞晒クラフト紙＞半晒クラフト紙＞未晒クラフト紙

片艶晒クラフト紙は、コート紙のようにつるつるのピカピカではなく、光が当たった時に薄く
反射する程度なので、紙らしい質感をある程度残すことができます。


ざらついた面をあえて表面側にすることで、内側ととの質感の差が出て紙のざらついた素材感を
表現することができます。和風のデザインとの相性も良いため、ナチュラル素材のお店・和菓子店・
和装小物を扱うお店・お寺・神社など、和テイストの業種の方に人気です。

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